■呼称  ディスカス(養殖)
  ■学名  Symphysodon var
  ■分類  シクリッド科
  ■分布  アマゾン河(原種)
  ■水質  弱酸性
  ■水温  26℃〜30℃
  ■飼育  普通

■エサ
人工飼料や冷凍アカムシなど。ショップによっては「ディスカス・ハンバーグ」という、
牛の心臓などを練りこんだ専用フードが売られているので、それらを与えた方がいい。

■特徴
「熱帯魚の王様」ともいわれる品種である。一昔前はワイルド物が多く飼育が難しかったが、最近は香港で養殖されたものが多く、
丈夫な個体が輸入されてくるので、飼育もそれに伴い、以前と比べると容易になった。
成長すると大型化し、水も汚すようになる半面、水質には養殖といえど敏感な面があるので、換水はきちんと行ないたい。
また、適正水温がかなり高めなので、混泳させるにはその種をよく考えて投入しなくてはならない。
砂利をひかない水槽(ベアータンク)で本種のみを飼育するのが一般的でもある。
なぜか少数を1つの水槽で飼育すると、どれかの個体が攻撃を受けることがあるので、
90cm以上のの大型水槽で8〜9匹以上の集団で飼育するのが望ましい。

■備考
本種は魚としては珍しく、「子育て」を行う。
稚魚が生まれると体の側面から「ディスカス・ミルク」という白い物質を分泌し、それを稚魚に与える。
そのためか、稚魚の育成は容易な方。
繁殖には「産卵筒」と呼ばれるものを利用する。(ディスカスを扱ってるショップでなら、大概入手可能。


戻る