あらかたの写真を撮り終わった頃には、すでに午前1時を過ぎていた。
T氏もようやく満足したらしく、「さぁ、帰ろうか」という矢先にこんなものが目に飛び込んできた。
・・・・・・。
・・・・「のりほ」。
黄色く塗装された、ある種の郵便受けや牛乳瓶受けを彷彿とさせるような箱にはひらがなでそう記されている。
「のりほ」。
一体この三文字のひらがなは何を意味しているのか・・・・
接近。
やはり「のりほ」。
「のりほ」は「のりほ」のままである。
はたして「のりほ」とは何なのか?
とりあえず、電車マニアであるT氏は「知らない」とのこと。
ましてや電車マニアでもなんでもないNyxにはまったくわからない・・・。
「のりほ」から連想されるコトバ・・・・
「のりほうだい」・・・
JRに限り、それは無いと思う(JRでなくても無いと思う(汗
他に・・・他に・・・・嗚呼、ダメだ。何も思いつかない・・・
しかも深夜なので駅員に聞こうにも周りには誰もいない・・・
(何か一番端に方に一人いましたが、彼をここまで連れてきて「コレなんですか?」と聞くのはさすがに気の毒である・・・
で、結局 なんとも煮え切らない気分のまま家に帰ってきました。
数日後、「のりほ」について調べてみました。
「のりほ」とは「列車乗車人員報告書」でであり、 「乗車」の「のり」と、「報告書」の「ほ」で「のりほ」と呼ぶそうです。
JRでは、客のご利用状況を調査するために一定の区間を決め、
電車でその区間をご利用されている乗員人数を車掌が確認し、
その結果を用紙に記し、駅に備えつけている「のりほ」に投函するのです。
報告用紙は駅社員が回収して報告、ダイヤや運転車両数など、サービスの向上に役立ている・・・とのことです。
どうやら「のりほ」とはJRにおける業界用語だったようですね。
コレは大阪駅だけでなく一定の区間に設置されているとのことなので、あなたの近場の駅にもあるかもしれませんね。
あ、初めて為になる内容(?)だった気がするなぁ・・・(笑